雲のメモ帳

猫とクラウドと旅行が好きなインフラエンジニアです。 日々の調べたことや興味が持ったことをこのブログにアウトプットします。

責任者として、大事にしてきた4つのこと

スターフェスティバル - Qiita Advent Calendar 2025 - Qiita 25日目の記事です。


こんにちは。
開発部の責任者になってから一年と少しが経ちました。

最初は何から手をつければいいのか分からず、 走りながら考える日々でした。 その中で、今の自分なりに大事だと思えることが、 少しずつ見えてきたように思います。

せっかくなので、自分なりに大事だと感じたことを書いて、今年を締めくくろうと思います。

去年の年末に書いた記事と、組織を1年運営してきた際の振り返り記事はこちらです。

www.cloudnotes.tech

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① 意思決定をする

責任者になった瞬間から、大小さまざまな意思決定が一気に降ってきます。

  • 社内から来た開発依頼は、やるのか・やらないのか・やるならいつやるのか
  • 採用は何名するのか 採用したらアサインどうする
  • AIに投資するのか どのタイミングで ステップは
  • 次期の人件費はどれくらい必要なのか

書き出すときりがないですが、本当にたくさんのことを、決めなければなりません。

ここで意識しているのは、 意思決定する ( 曖昧にしない、置いておかない)です。

自分の判断が遅れたり、結論をぼかしたりすると、その影響はそのままチームやメンバーの不安や停滞につながります。
なので、「決める」「決めた理由は言語化する」というのを強く意識してきました。

例えば、体制変更についてもこの形に変えると決めきること自体が重要でした。

  • なぜ今この変更が必要なのか
  • 何を解消したいのか
  • デメリットをどう受け止めるのか / 緩和するのか
  • 意思決定のフローはどう変わるか

各人が「ぬるっと変わったな」「次は何をすればいいんだっけ?」と迷う状態を作らないように意識していました。

もちろん、体制変更のような大きな意思決定では、決めきれていない点が意図せず残ってしまうこともあります。
ただ、その場合も放置せず、すぐに情報をエスカレーションしてもらい、次の意思決定を行う。
曖昧な状態を長く置かないことを大事にしていました。

① 意思決定する
 → 曖昧さを放置しない

② ポジションに縛られない

もうこれは、何でもやる、です。

プロダクトマネジメント、ピープルマネジメント、プロジェクトマネジメント、テクノロジーマネジメントなど、
開発部の責任者の役割にはさまざまなものがありますが、会社のビジョン・ミッションに近づくこと、
そして 事業がきちんと前に進むことにつながるのであれば、基本的に何でもやるスタンスでいました。

自分の場合、特に感じていたのが事業部との距離です。
「現場の課題感がうまく掴めない」「なんとなく壁がある」状態が続いているように感じていました。

なので、

  • リアルコミュニケーションの場を増やすように定期的に出社する
  • 事業部の部長会に呼んでもらう
  • 事業部の状況を開発部側に連携する
  • 必要であれば、お客様向けの提案書を事業部のメンバーと一緒に書く

といったことをやっていました。

一方で、事業側ばかりを見ていると、 開発組織として本来やるべきことが抜け落ちていきます。
そのため、採用、AI活用、経営とのコミュニケーション、組織づくり、自身の担当プロジェクトについても、
バランスよく向き合うことを意識していました。

限られた自分のリソースを、
今どこに使うのが一番組織のためになるのかを常に考え、
ポジションにとらわれずに、必要なことは何でもやるようにしていました。

結果として、事業部との関係性はかなり良くなり、
事業部側の課題を吸い上げて開発につなげることも、
以前よりずっとスムーズに進められるようになったと感じています。

② ポジションに縛られない
 → 役割よりも「今、組織やチームに何が必要か」を優先する

③ 任せるけど、丸投げしない

とはいえ、何でも一人でやるのは現実的じゃありません。

周りを見渡せば、優秀な同僚がたくさんいます。
なので、任せることもかなり意識してきました。

例えば、自分の周りにはテクノロジーマネジメントが得意なマネージャーがいたので、
技術領域については、ゴールと期待値をすり合わせた上で、しっかり任せていました。

任せるといっても、丸投げではないです。

  • 進捗や方向性は定期的に確認する
  • 本人に直接聞くだけでなく、チケットやドキュメントを読み込んで、自ら情報を取りにいく

最終的な責任は自分にあるので、
任せているけど、把握している状態を保つようにしています。

誰かから質問が来たときに、
「それは誰々がやっているので確認します」ではなく、
「今はこの状態です」と説明できるくらいには理解する。

その状態であれば、上長への報告もできますし、
任せたものがずれていたら一緒に方向修正もできますし、
なにかトラブルがあった場合でもすぐに動ける状態です。

任せているけど、丸投げしない という状態は、
責任者としてとても大事だなと感じています。

③ 任せるけど、丸投げしない
  → 任せているけど、分かっている状態をつくる

④ 不安と向き合う

①〜③のようなことを考え、実行し続けるためには、 自分自身のコンディションを保つことが前提になります。

不安は、正直ずっとあります。

責任者になってからは、
メンバーの働き方やモチベーション、お給料を左右する判断をする場面も増え、
「自分の選択は本当に正しかったのか」と考えることが多くなりました。

また、いろんな物事がマルチで動くため、
「よく分からないけど不安」という状態に苛まれることも、結構ありました。

解決策はいろいろあると思いますが、
自分の場合、一番効いたのは ランニング でした。

朝6時くらいに、雨の日以外は30分ほど走っています。
その時間は、仕事についてじっくり考えられる貴重な時間です。

走りながら考えを巡らせていると、

  • 漠然とした不安が、具体的な課題に落ちてくる
  • 「あれ、これ別に不安じゃなかったな」と気づく
  • 「この問題は、こう分解すれば大丈夫そうだな」と整理できる

業務中はどうしても連絡が入ってきて、思考が分断されがちですが、
ランニング中は誰にも邪魔されず、考えることに集中できます。

「困難は分割せよ」という言葉がありますが、
自分にとってランニングは、困難を分割して手中に収めるための時間になっています。
そうやって一つずつ整理することで、不安は確実に小さくなっていきます。

責任者のパフォーマンスが落ちると、組織やチームのパフォーマンスも落ちます。
不安を抱えたら、とりあえず走りましょう。前に進めます。

④ 不安と向き合う
 → 不安をなくすより、不安と付き合う術を持つ

さいごに

事業やチームが前に進むように、
また来年も走り続けようと思います。

以上です!!!


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