雲のメモ帳

猫とクラウドと旅行が好きなインフラエンジニアです。 日々の調べたことや興味が持ったことをこのブログにアウトプットします。

仮想マシンに任意のPrivate IPアドレスを割り当てる

仮想マシンに任意のプライベートIPを割り当てる手順がAWSとAzureで異なっていたので設定方法のメモ。
Azure: AzurePortalから仮想マシンを起動する場合、自動でプライベートIPが付与される。 (コマンドなら起動時に指定可能)
AWS: AWS コンソール及びコマンドでEC2起動時に任意のプライベートIPが指定できる。

目次

方法1 Azure Portal で任意のプライベートIPを指定する

1. 仮想マシン起動後にNICの設定を開く

Home > 仮想マシン名 -ip構成 > ipconfig

デフォルトではPrivate IPアドレスの割り当てが「動的」となっているのでこれを変更する。

f:id:ykoomaru:20190807225639p:plain

2. 任意のPrivate IPを指定する

f:id:ykoomaru:20190807225643p:plain ①割り当て : 静的
②IP アドレス : サブネットCIDR内の任意のIPアドレス
③「保存」をクリック

仮想マシンが起動している場合は、再起動して、設定完了。

方法2 Azure Cloud Shellで任意のプライベートIPを指定する

CentOSを任意のプライベートIPアドレスで起動するコマンドサンプル
--private-ip-address オプションを利用する。

az vm create \
    --resource-group rg-name \
    --name centos7 \
    --image 'CentOS' \
    --admin-username azureuser \
    --admin-password 'password' \
    --vnet-name az-vnet \
    --subnet subnet-public-01\
    --private-ip-address 10.0.0.101\
    --public-ip-address-allocation dynamic\
    --storage-sku StandardSSD_LRS

静的プライベート IP アドレスを持つ VM を作成する - Azure PowerShell | Microsoft Docs

参考

Azure Cloud Shell 超便利で感動した...! 自身で実行環境用意しなくていいのはすごくうれしい。