雲のメモ帳

猫とクラウドと旅行が好きなインフラエンジニアです。 日々の調べたことや興味が持ったことをこのブログにアウトプットします。

Azure File Storageの使用量を監視する

これはなに?

Azure Fileストレージの使用量監視、アラートの設定をやってみます。 監視はAzure モニターを利用します。

前提

  • Azure Fileストレージが作成済みであること

作業

Azure モニターのアラートルールで、閾値の設定及び通知設定を実施します。

Azure モニター アラートルールの作成

① Azureにログインし、 [モニター - アラート - 新しいアラートルール] をクリックします。

② スコープで [リソースの選択] をクリックし、「監視対象のファイルストレージ」を選択します。

フィルターで 「ストレージアカウント」を指定すると対象のファイルストレージが見つけられると思います。

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③ 条件で「File Capacity」(使用量) を指定し、アラートロジックより、閾値を設定します。

以下の設定では、ファイルストレージの容量が100GiBになったときにトリガーが引かれるようになります。

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その他メトリックの説明は以下のリンクを参照してください。ファイル数なども取っているようです。
Azure Files 監視データのリファレンス | Microsoft Docs

④ アクションで閾値に達した場合に動作するアクショングループを選択します。
私の環境では、閾値に達した場合に、メール送信するようにしました。

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アクショングループが設定されていない場合は、[アクショングループの作成] でアクショングループを作成してみてください。

⑤ 最後に「アクションルール名」を入力、「重大度」を選択し、[アラートルールの作成] をクリックします。

重大度ごとにアラートのフィルタリングができるので、重大度は考えて指定すると後で幸せになります。ただ、重大度は後から変更することはできますので、安心してください。

動作確認

使用量が閾値に達すると以下のようなメールが送信されてきましたので、正常に動作していることが確認できます。

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